しんたの話。

ゲームとロボットと未来のことを話します。

君たちはどう生きるかを読んで

『漫画 君たちはどう生きるか』 — 吉野源三郎 原作 羽賀翔一 画 — マガジンハウスの本
今、流行りの本を読み終えました。
十代のうちに読んでみたかった作品です。物語はおじさんとコペルくんとのやりとりなのです。
コペルくんはコペルニクスからきてます。
おじさんは元編集者でいろんな書物があります。
コペルくんはまだ学生で、いろんな疑問におじさんがノートで答えてます。その答えは面白いのですが、ぜひ本を手に入れて欲しいです。

宮崎監督の新作は君たちはどう生きるかになりました。監督がどう解釈するか楽しみです。

統合失調症がやってきたを読んで。

イースト・プレス

ようやく手にいれました。ずっと、気になっていたのですがようやく読むことができました。

当時、芸人としては人気絶頂期だった彼らは、活動を停止せざるを得なかったのです。相方のハウス加賀谷の病気が悪化したのです。

彼が発病したのは中学生の時、最初は誰かに臭いと言われたのが始まりだそうです。その後もこの言葉が付いてきます。幻聴の始まりです。

自分も幻聴に悩まされてきました。大抵は罵詈雑言なのですが、たまに褒め称える人もいるのです。もう耐えきれず自分の足で病院に行きました。

彼は幻覚にも悩まされてきました。相方が見張っているとか、スナイパーにも狙われている。なかなか薬が合わない事もあったようです。

この本を読んで思ったのは、相方である松本キックが適度な距離を取った事だと思ってます。急かさず待っていたのです。

それと、新薬の効果が彼に合っていたのです。劇的に変わったのです。副作用も少ないようです。自分も使って見たこともありますが、合いませんでした。人それぞれ違うのです。

文章も分かりやかったです。松本キックは作家でも出来るのではないかと思います。

統合失調症の体験談はなかなか見つけられない、実際オープンにするのは難しいのです。これは一つの事例ですが、人に話すのは勇気がいることです。また偏見があるのも事実です。

何かと厄介な病気なのです。

 

もうちょっと雑に生きてみないかを読んで。

株式会社 新講社|もうちょっと「雑」に生きてみないかがんばりすぎない

ここのところ、調子が芳しくなく、色んな事でモチベーションが下がってしまって、目下、絶不調なのです。

本を読むスピードが落ちてもこれはよいのではないかとオススメするのが上のタイトルの本です。副題にがんばりすぎないとあります。

作者は和田秀樹さん。精神科の先生です。最近ではテレビのコメンテーターなどやっています。

第一印象は読みやすいです。特に思い込みに苦しむ人にがいるは日本人の共通の悩みではないかと思います。「まけちゃいけない」「全部できなくちゃ」「他人に迷惑をかける」など思い当たるところではないでしょうか?

それが難しいのが、今の日本人です。ですが、その几帳面さゆえに漫画などで超絶技法が生まれたのではないかと思ってます。

なんとなく、上手くいったと8割くらいできれば良いのだと思います。

 

 

世界で厄介な病気。

『統合失調症 正しい理解と治療法』(伊藤 順一郎):健康ライブラリーイラスト版|講談社BOOK倶楽部

小林和彦 『ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記―』 | 新潮社
多分、自分の読者層でなんとなく病気持ちなんだろうなと感じている人が多いと思います。
よくメンタルと言う言葉を使ってますが、本当は病名を言いたくないのです。この病気は説明がしづらいのです。
統合失調症と診断されたのは最近でした。

それまでは、うつ病だと思ってたのですが、なんとなく違和感を覚えました。病院に通っている先生に告げられ、自分の気になる症状を話をしました。典型的な統合失調症ですと言われて納得しました。
改めて本を読むと症状が被る事が多く、やっぱりかと頷いていました。

年数もたち、薬でだいぶ安定してきました。最初に薬をもらった時点で気づけば良かったのですが、とにかく症状が苦しかったのです。これは、ならないと分からないと思います。
落ち着いたあとも、苦労しました。会社に復帰して仕事が出来るだろうと思ったのですが、上手くいきませんでした。

SSTなどは後で知りました。もう少し情報収集をしとけば良かったと思います。この事で認知機能が落ちている事を実感せざるを得ないと感じました。
この病気は偏見が多いと感じました。近年では中野で起きた拉致事件などその例でしょうか。
ちゃんと用量、用法を守っていれば普通の生活が出来るのです。ここは知ってもらいたい。

改めて知ってもらおうと本のリンク先を用意しました。上は絵が多く分かりやすくなってます。下は貴重な体験談です。かなり生々しく書いてます。オススメの本です。

それと、まだ予定ですけどもう1つブログを作ろうかと考えてます。元々クリエイティブな事をしたいと考えていたのですが、こういう病気になると出来ないのです。なんとも厄介です。
まだ、設計図が出来ていないので、ひっそりとスタートするかも知れません。勿論、今のブログも継続していきます。

そんな、凄いことはやりません。(^_^)
そこまで力はありませんし、どちらもゆっくりやっていきますよ。

やり抜く人の9つの習慣を読んで。

やり抜く人の 9 つの習慣 | Discover21
物事を最後までやり抜ける人は尊敬出来ます。何度もトライして失敗する事もあると思います。
今回は「やり抜く人の9つの習慣」を取り上げたいと思います。
多くの成功者には共通点があります。最後までやり抜く事です。アスリートやアーティスト達は諦めず、やり抜く事を知っているのです。
では、どうやってやり抜く方法を身に付けたのでしょうか?この本では次のプロセスが必要になります。

  1. 明確な目標を持っている
  2. 目標達成の行動計画を作る
  3. 目標の距離を意識する
  4. 現実的楽観者になる
  5. 成長する事に集中する
  6. やり抜く力持つ
  7. 意志力を鍛える
  8. 自分を追い込まない
  9. やるべきことに集中する

こんな感じでしょうか。
目標を明確にするのは紙に書いて分かりやすくして、if-thenプランニングを使ってより明確にします。
薄い本なのですけど、的を得ていると思います。自分もやり抜く力は大事だと思うので、読んでいく事が多くなりそうです。オススメの1冊です。

それでいいを読んで。

商品詳細 - それでいい。 - 創元社

ツレうつでお馴染みの細川貂々さんの新作が出ました。タイトルは「自分を認めてラクになる対人関係入門 それでいい。」です。

今回は精神科医水島広子先生もコラムを書いてます。

水島先生は対人関係療法をメインでやっている先生です。対人関係療法は対人関係で発症した病気を対人関係のおかげで治るというところに焦点を当てていく治療法です。

メンタル系のエッセイ物はある種の暗さがあるのですが、この本はそんなことを感じさせません。なるほどと頷く事が多かったです。

細川貂々さんは自分のことをネガティブ思考クイーンと呼んでます。どうも、幼少期に母親との関係が原因にあるようです。彼女はネガティブ思考クイーン、つまりネガティブな感情は嫌なのです。ですが、幼少期から母親に言われ続けた事が足枷になっているのです。

対人関係療法では二つのキーワードで占めてます。

  1. 感情を大切にする
  2. それって、人間として当たり前だよね。

彼女は母親によってネガティブな方向に向けられて、その感情を持たざるを得なかったのですが、そうなってしまうのは当たり前だと言うこと、ネガティブな感情は悪くない、そのままで良いのです。

自分の思っていること、言えないことなどいくらでもあると思いますが、この本は助けになると思います。

オススメの一冊です。

いかに睡眠が大事か。

5時間睡眠、うつ病のリスク 100時間残業に相当|ヘルスUP|NIKKEI STYLE
皆さん、睡眠時間は確保してますか?
寝れてますか?

睡眠負債。 - しんたの話。
前回、睡眠負債を取り上げたのですが、今回のリンク先は5時間未満の睡眠は危険信号ですよと言ってます。うつ病のリスクが上がるそうです。
実際、不眠でうつになった人はいます。

精神の病で最初に現れるのが、不眠です。
寝ようとしても、寝れない。寝れないと焦るのです。焦ると余計寝れなくなる、このサイクルが回ると不眠症になり、更に進むとうつになるのです。

不眠症になった段階でもう病院に行った方が良いです。最近の睡眠薬は処方通り飲んでいれば安全です。自己判断はやめてください。
寝れていないと、判断力が鈍ってしまいます。

5時間未満の睡眠は100時間の労働と一緒というのが驚きです。これからインターバル制度とか必要になってくると思います。例えば深夜0時にかえってきたら、始業の時間をずらすなどです。
これまでの働き方も変わるというか、変わらざるを得ないでしょう。