それでいいを読んで。
ツレうつでお馴染みの細川貂々さんの新作が出ました。タイトルは「自分を認めてラクになる対人関係入門 それでいい。」です。
水島先生は対人関係療法をメインでやっている先生です。対人関係療法は対人関係で発症した病気を対人関係のおかげで治るというところに焦点を当てていく治療法です。
メンタル系のエッセイ物はある種の暗さがあるのですが、この本はそんなことを感じさせません。なるほどと頷く事が多かったです。
細川貂々さんは自分のことをネガティブ思考クイーンと呼んでます。どうも、幼少期に母親との関係が原因にあるようです。彼女はネガティブ思考クイーン、つまりネガティブな感情は嫌なのです。ですが、幼少期から母親に言われ続けた事が足枷になっているのです。
対人関係療法では二つのキーワードで占めてます。
- 感情を大切にする
- それって、人間として当たり前だよね。
彼女は母親によってネガティブな方向に向けられて、その感情を持たざるを得なかったのですが、そうなってしまうのは当たり前だと言うこと、ネガティブな感情は悪くない、そのままで良いのです。
自分の思っていること、言えないことなどいくらでもあると思いますが、この本は助けになると思います。
オススメの一冊です。