しんたの話。

ゲームとロボットと未来のことを話します。

統合失調症がやってきたを読んで。

イースト・プレス

ようやく手にいれました。ずっと、気になっていたのですがようやく読むことができました。

当時、芸人としては人気絶頂期だった彼らは、活動を停止せざるを得なかったのです。相方のハウス加賀谷の病気が悪化したのです。

彼が発病したのは中学生の時、最初は誰かに臭いと言われたのが始まりだそうです。その後もこの言葉が付いてきます。幻聴の始まりです。

自分も幻聴に悩まされてきました。大抵は罵詈雑言なのですが、たまに褒め称える人もいるのです。もう耐えきれず自分の足で病院に行きました。

彼は幻覚にも悩まされてきました。相方が見張っているとか、スナイパーにも狙われている。なかなか薬が合わない事もあったようです。

この本を読んで思ったのは、相方である松本キックが適度な距離を取った事だと思ってます。急かさず待っていたのです。

それと、新薬の効果が彼に合っていたのです。劇的に変わったのです。副作用も少ないようです。自分も使って見たこともありますが、合いませんでした。人それぞれ違うのです。

文章も分かりやかったです。松本キックは作家でも出来るのではないかと思います。

統合失調症の体験談はなかなか見つけられない、実際オープンにするのは難しいのです。これは一つの事例ですが、人に話すのは勇気がいることです。また偏見があるのも事実です。

何かと厄介な病気なのです。