しんたの話。

ゲームとロボットと未来のことを話します。

ひらあやまり。

のっけから、凄いタイトルなのですけど、本の題名なのです。作者は嬉野雅道さん。水曜どうでしょうのカメラマンであり、ディレクターでもあります。どうばかの人たちはうれしーと呼んでいるので知っている方は多いでしょう。すっかり有名な番組になりましたね。

先日、ジムでバイクでテレビを見たら20代の男女が中核派に入ったという事をやってまして、正直言って驚いてしまいました。本来なら、けしからんとか何を考えているんだとか、言ってやるのが普通なのでしょうけど、その一方でこの不寛容な社会にあえて茨の道に入ったのは凄いなと思ったのです。

今の若い人は環境に恵まれていると思う事はあります。その一方で余裕めいたものが無いように感じます。もったいないと感じることはしばしばあります。大きなところから言えば社会の構造を根本から見直すところからやらないと駄目でしょう。

でも、そんな事ばかり考えてしまうと憂うつになってしまう。別に答えを求める訳では無いけど、
うれしーの本を何気に取って読み出すのです。自分はうれしーのように上手くいかないけど、何となく自信をもらったりしているのです。会社公認なのか分かりませんが、会議室でカフェを始めたりしているのです。本人はサボリと言ってますけど。(^_^)

中核派に入った若者は行動に移してました。自分の目からしたら余裕があるように見えませんでした。でも、彼らは喜んでいたのです。前にも書きましたけど、主義は持たない方が良いと言ってました。そこは、今も変わりません。持ちすぎたところで上手くいくケースが少ないのです。
5年後、彼らは中核派にいるでしょうか?

むしろ、うれしーのようにサボリでカフェを会議室でオープンする方が意義があるように思うのです。そこは社員の息抜きのようなところになっているのです。20代の若者は何かズレているようにも感じました。思考の袋小路にハマってしまった印象を受けたのです。ちゃんとした大人がいたら、こっちの道もあるよと教えられたと思うのです。

これは大人の責任です。若い人に何も残さなかった、残せなかったのは、大人の責任です。自分もその一人です。今後、何を伝え残すのか大事になってくると思います。
うれしーの本は小難しいことは言ってません。読むと本の水曜どうでしょうという感じです。だから、安心して気楽に読んでもらいたいです。

何であの20代の若者を選んだのか、インパクトもありました。ただね、最後は暴力で解決というのは引っかかったのです。これでは70年代に起きた学生運動となんら変わらない。それで、良いのか?君たちはいっぱい身に付けるものがあるよ。大変かも知れないけど、間違いなく財産になるよ。でも、そこに希望があるとか言わないよ。

説教臭くなってしまったけど、今の若い人には余裕をもって欲しい。せっかく大きな決断をしたのだから、良いことに使って欲しい。今回うれしーの本を借りて思う事を言って見ました。上手く言い切れたか分かりませんが。