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バリバラの放送を見て。

NHK バリバラ | 【バリバラジャーナル】見え始めた精神医療の実態
バリバラという番組をご存じだろうか?Eテレで放送している障害者の為の番組です。時折、物議を醸し出すこともあるのですが、普段は明るく、冗談が飛び出る、こちらが驚いてしまうくらいです。
今回はシリアスでした。

精神病棟にいる入院患者さんの事を取り上げてました。驚いたのは年数です。4、50年はざらにいるのです。確かに統合失調症は年数のかかる病気です。しかし、薬の進歩などで改善されているのです。
薬を手放す事は容易ではありません。社会復帰しても薬を飲む事が大前提です。それでも50年のロスは大きい。

理由は色々ですが、主だった理由は社会に出して恥ずかしい、対応が出来ないというものでした。
50年の間、何が出来たでしょう?自分は精神病棟に入る事は無かったのですが、半年の休職をしました。
障害というレッテルを貼られると差別が起きるのです。対等ではないのです。

でも、希望はありました。年男さんという方が40年以上、入院していたのが出る事が出来たのです。最初は慣れない事もありましたが、今は色んな人のサポートを受けて、一人の人生を満喫しています。
世界でも例があるでしょうか?思わず考えてしまいました。日本は精神医療の体制は遅れてるのではないか、勿論長期の入院も必要な人もいるでしょう。何にしても早急な改善が必要だと思います。

今回の放送は自分に取って重いものでした。答えは出てませんが、年男さんが遅い生活を始めたのは救いだと思いました。